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フドウの北欧旅行記

  • 2012年11月04日
  • BLOG

晩秋、10度を下回る厳しい寒さに襲われる今日この頃。

皆様如何お過ごしでしょうか。

ご無沙汰しております。フドウでございます。

今回は長文ですので、時間の無い人は戻るボタンを押す事をお勧めします。

 

この時期になると思い出すのが、2年ほど前に行ったスウェーデンです。

 

自分の母校である専門学校は、3年次に研修旅行として

福祉大国であるスウェーデンに1週間(但し、丸2日くらい飛行機の中)行くのです。

自分は海外旅行の経験もなく、まして飛行機に乗るのも物心ついてからは初めてだったのですが

なかなかに楽しい旅路でした。

 

初日の晩にバスで新潟を出発し、早朝に羽田空港に着き

「最後の日本食だ・・・。」と寿司に舌鼓を打ち、昼の12時まで待機しました。

直行便が無いため、まずは18時間かけてデンマークのコペンハーゲン空港に向かいました。

食事が2回ほど出たのですが、どちらも海苔巻きの寿司がついておりました・・・。

 

この時点で嫌な予感がぷんぷんしました・・・。

 

 エコノミークラスでケツに深いダメージを負いつつも夕方到着したコペンハーゲン空港ですが

その日に限って、空港内のレストランは一部のバーを除いて店じまい。

ストックホルムへ向かう飛行機を控えていたため、アルコールの摂取は控えるよう言われていた我々は「軽食の取れるバーが近くにある」と聞き足を運びました。

 

案の定 ~ ス シ バ ー ~ の看板が・・・

 

 

おい、北欧くんだりまで来て寿司4回目だよ

と皆が心の奥底で思いましたが、まだまだこの不幸は連鎖します。

 

コリアンが握る微妙な外人向けのエセ寿司を流し込み、スウェーデンに着き

目的のホテルに着くと「レストランはもう閉まってるから、隣のスーパーへ」とガイドさんに言われました。

スーパーなら何でもあるな・・・と北欧メシを楽しみにしていた我々の目の前に飛び込んできたのは

現地時間で夜の9時だったことで片付けられていくパンや惣菜の中で唯一残った

 

Salmon OshiZushi

 

 

スシ5連戦がこの時点で決定しました・・・

2日目終わってスシ以外口にしてねぇぞ

どんだけお前らスシ好きなんだ北欧人

確かにサーモン沢山獲れるだろうけどよ・・・

 

 

結局、このスウェーデン旅行でスシバーに立ち寄ること10回超

「日本食が恋しい」と思った事は無く

むしろ帰国した頃には「酢飯に飽きた(;´ρ`) 」といった感想を皆が抱いておりました。

何だかんだで見つけると食っちまうのがジャパニーズの性ではあるんですけどね・・・。

 

スウェーデンはゲルマン系の土地ですので、ジャガイモ主食にソーセージもザラだそうですが

ムースにしたトナカイ肉や、ベリー系のソースをかけていただくミートボール等がおいしかったです。

夏場はザリガニを茹でてBBQのように食べるのがスウェーデンの伝統だとか・・・。

 

 

食事以外の話題にいきましょう

スウェーデンの首都、ストックホルムの町並みですが

魔女の宅急便の町並みを想像していただければ分かり易いと思います。

石畳の曲がりくねった通りが魅力的でした。

北欧ということで寒いには寒いのですが、バルト海の暖かい海流に面しているため

氷点下ウン十度といった極寒の気候ではない模様です。

 

老人ホームも3箇所ほど見学して参りました。

居室は全て個室。広さはだいたい日本でいうところの10畳2間(広すぎてびっくり)くらいでした。

食事は北欧伝統の「好きなものを好きなだけ取って食べる」という「スモーガスボード(ビュッフェスタイル)」。

料理も皆おいしく、入居者は「こんなところに居れるなら、天国に召されるのももう少し先がいいなぁ」とまで言う始末。

 

日本の老人ホームの現状や写真などをスウェーデンの施設職員に見せると

「日本の家は小さいとは聞いていたが、4人部屋でベッド周りしか自分のエリアが無いなど問題外。」

「既に存在自体が人権蹂躙だ。」

「こんなトイレ以下の狭い環境で、しかも金を払わなければならないという日本は頭がおかしい。」

「福祉とはウサギ小屋に閉じ込める事ではない。ウサギ小屋から解き放つためにあるものだ。」

と、ボロックソに言われました。

文化の差もありますが、確かにと頷かざるを得ない現状もありました。

 

しかしこうした高福祉の負の部分も目の当たりにしました。

生活保護が簡単に貰える、とどこかから聞いたのでしょう。

ストックホルムの地下鉄駅には大勢の黒人、ヒスパニック系、中国人などの食い詰め者が浮浪しておりました。

治安も悪くなり、一都市がイスラム系移民に占拠されて教会が牧師もろとも焼き払われた等のニュースも聞きました。

 

介護だけではなく、社会構造や福祉という概念においても様々に考えさせられるものが多い、北欧の旅でした。

 

ともあれ、海外旅行というと近場か南国が大好きな日本人ですが

是非ともこの神秘の国 スウェーデンを一度見てほしい、と感じたフドウでした。

 

残りはスウェーデンの町並みを並べてお別れと致します。

バルト海を望む町並み。早朝、仕事に行く前に釣りをしていく人も多いそうです。

 

日本でも御馴染み H&Mはスウェーデン発祥のお店です。

 

ノーベル賞で御馴染みのノーベルミュージアム。

受賞式典はスウェーデンの王宮で行なわれますが

ミュージアムでは受賞者が称えられています。 

名物のおみやげは ダイナマイト型のキャンディーです。

 

フドウ

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